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出口のない海【特別保存版】 [ 市川海老蔵[十一代目] ]のレビューは!?

30代 男性さん
戦争の悲惨さを感じました。主人公のラストの結末も戦争について考えさせられました。

年齢不詳さん
実際はこんなに爽やかではなかったでしょうが、爽やかに出来てる分、戦争モノなのに見やすくて好きです。きっと当時は、こんなことで命を落とす若者が沢山いたのでしょうね。 そう思えただけでも良かったと思います。

30代 男性さん
戦争関係のDVDはほとんど見てます。到着が楽しみです。

40代 男性さん
<ちょっとストーリー> 太平洋戦争も終盤、戦局はいよいよ敗戦に傾く頃、徴兵猶予されていた学生は学徒出陣で戦場に赴く。 甲子園優勝投手で、六大学野球の明治の投手並木も学徒出陣で海軍に入営するが、訓練中に特別攻撃隊への志願を半ば強制される。それは生還が望めない秘密兵器回天による特攻部隊だった。 厳しい訓練もなんとか乗り越え、実戦に望むが、若い回天搭乗員の心は揺れ動く…。 伊勢谷が演じる北は、貧乏から抜け出すために常に目標を持ってストイックに生きてきた。戦争により目標は果たせず、死んで軍神になることで面目を保とうとするが…。 並木も敵を目の前に望み、一度は死を覚悟したが…。 <感想> 過去の悲惨な記憶を風化させてはいけない。そんな想いを全編から感じる。 小畑を演じる黒田勇樹の短髪姿がチョット意外だった。小畑は入営前に「学生は勉学が本分…。職業軍人にはなれない」と言ったが、当時の若者も自らの、そして未来の社会を信じて勉学に励んできたはず。国家の都合で戦争にかり出された若者は、国や家族を守るためとはいえ、少なからず無念を抱いて死んでいったろう。 唯一の休暇で自宅に帰った並木は、小畑のグローブを受け取るが、帰隊後キャッチボールをする時グローブに小畑の名前が映し出され、あの穏やかな笑顔が浮かんで涙を誘う。 ラストでは、並木が残された者に託した想いが読み上げられる。エンドコールを眺めながら死んでいった者の無念と残された者の絶望を想い、そして絶望からはい上がって、今の日本の礎を作った偉大な先輩たちを想った。 並木の恋人として美奈子を上野樹里が演じているが、この手の映画ではどうしても女性はワキとして抑えた演技を要求される上、女性的な美しさを制限されるため、あまりいい印象はない(特典DISKの制作発表ではずいぶん派手なドレスだったが)。 並木の投手練習に元巨人の鹿取義隆が当たっている。鹿取は明治大学OBであり、この映画の趣旨に賛同したから。並木がサイドスローなのはそのせい(?)。 魔球を完成させた時の並木の青年らしい笑顔に泣かされた。 メインテーマのピアノと主題歌「返信」が似ていると思ったが、特典映像で加羽沢美濃さんが両曲を同じような手法の、コード進行も似ていることに感動したと語っていた。この映画を見た二人の音楽家が同じような想いを共有して、似た曲ができたということ。